朝代神社(読み)あさしろじんじや

日本歴史地名大系 「朝代神社」の解説

朝代神社
あさしろじんじや

[現在地名]舞鶴市字朝代

愛宕あたご山麓に鎮座する。江戸時代には朝代大明神と称し、「田辺府志」に「朝代大明神は日之少宮なり、日本紀に伊弉諾尊と称し奉る」とあり、日之少宮(伊弉諾尊)祭神とする。旧郷社。

草創については不詳だが、社伝によれば天武天皇元年、淡路あわじ(現兵庫県)より奉遷したという。江戸時代には、田辺城下町方の産土神として崇敬された。

享保一七年(一七三二)九月三日、引土新町ひきつちしんまちからの出火類焼、再建資金捻出のため操芝居興行や氏子である城下諸町での万人講が行われ、元文四年(一七三九)棟上している(当社蔵文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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