越前(えちぜん)(福井県)の戦国大名朝倉氏初代の孝景(たかかげ)(敏景(としかげ))がつくったとされる家訓。1471~1481年(文明3~13)の成立と想定される。原題はなく、十六ヶ条の写本もあって、「孝景条々」とも、「英林壁書(えいりんかべがき)」ともさまざまによばれている。世襲制を否定して人材の登用をうたう条項や、家臣の城下一乗谷(いちじょうだに)(福井市)への集住を令し、大名権力の領国への直接支配を志向した条文を含むなど、台頭する戦国大名の意思がよく示されている。
[水藤 真]
『佐藤進一・池内義資・百瀬今朝雄編『中世法制史料集 第3巻 武家家法Ⅰ』(1965・岩波書店)』▽『石井進他編『中世政治社会思想 上』(1972・岩波書店)』
出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報
…戦国武将朝倉孝景(英林)が子の氏景に残したとされる家訓。《朝倉英林壁書》(黒川本),《朝倉英林入道子孫へ一書》(新井白石本),《朝倉敏景十七箇条》(群書類従本)等の異称がある。条数は黒川本のみが16ヵ条,他は17ヵ条。…
※「朝倉敏景十七箇条」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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