朝日神明宮(読み)あさひしんめいぐう

日本歴史地名大系 「朝日神明宮」の解説

朝日神明宮
あさひしんめいぐう

[現在地名]下京区下鱗形町

下鱗形しもうろこがた町東側に鎮座祭神国常立くにのとこたち尊・天照あまてらす皇太神・伊弉諾いざなぎ尊・伊弉冉いざなみ尊・倭姫やまとひめ命の五神。旧村社。大祭は九月一七日、例祭は毎月一七日。社伝によれば、貞観年間(八五九―八七七)に倭姫のお告げによって丹波国桑田くわた穴太あのう(現京都府亀岡市)に造営され、元亀三年(一五七二)に現在地に遷座したといわれる。当時の境内域は、南北が現五条通から現松原まつばら通、東西が現河原町かわらまち通から現富小路とみのこうじ通に及ぶ広大なものであったといい、またこの一帯幸神さいのかみの森とよばれる木々の生茂った森であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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