朝鮮物産奨励運動(読み)ちょうせんぶっさんしょうれいうんどう

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「朝鮮物産奨励運動」の意味・わかりやすい解説

朝鮮物産奨励運動
ちょうせんぶっさんしょうれいうんどう

1923年から朝鮮国内で展開された,朝鮮物産愛用の社会運動。 19年の三・一運動後の文治政策の枠内で,朝鮮物産の消費拡大による生産力の拡大を企図した。 22年末に平壌で開始されたが,本格的に展開されたのはソウルに「朝鮮物産奨励会」が結成されてからである。これ以後各地に物産奨励会が組織され,運動は 25年まで継続された。「朝鮮物産」という言葉は「国産」という言葉を使えなかったことに由来する。

出典 ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典について 情報

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、宇宙航空研究開発機構(JAXA)が開発を進めるイプシロンSよりもさらに小さい。スペースワンは契約から打ち上げまでの期間で世界最短を...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android