朝鮮科学院(読み)ちょうせんかがくいん

改訂新版 世界大百科事典 「朝鮮科学院」の意味・わかりやすい解説

朝鮮科学院 (ちょうせんかがくいん)

正称朝鮮民主主義人民共和国科学院で,政務院(内閣に相当)に直属する共和国の科学研究の中枢機関。1952年に創設され,当初物理数学工学化学,経済・法学,歴史,言語文学,考古・民俗等8研究所から成っていた(咸興分院にある化学研究所以外は平壌所在)が,自然科学系の研究所等が順次新設・分割されていった。64年には社会人文科学系の研究所を社会科学院として分離・独立させた。《科学院通報》のほか,各分野の雑誌と多数の学術書を公刊している。なお,別に政務院各部,委員会(各省に相当)に属する軽工業科学院,農業科学院,医学科学院,教育科学院等がある。
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出典 株式会社平凡社「改訂新版 世界大百科事典」改訂新版 世界大百科事典について 情報

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