木うそ(読み)きうそ

事典 日本の地域ブランド・名産品 「木うそ」の解説

木うそ[祭礼・和楽器]
きうそ

九州・沖縄地方、福岡県の地域ブランド。
太宰府市で製作されている。▼鷽▲うそ▼は、スズメ目アトリ科の実在の鳥。菅原道真の使い鳥として親しまれている。その鷽が木にとまった姿を表現したものが、木うそ。正月七日夜には暗闇なか互いが手にした木うそを交換しながら幸運を呼ぶ金うそを求め合ううそ替え神事がおこなわれるが、これは江戸時代の1658(万治元)年にはすでにおこなわれていたとみられる。福岡県特産工芸品。

出典 日外アソシエーツ「事典 日本の地域ブランド・名産品」事典 日本の地域ブランド・名産品について 情報

デジタル大辞泉プラス 「木うそ」の解説

木うそ

郷土玩具ひとつ丸木を彫ってつくる鷽(うそ)の像で、福岡県太宰府市の太宰府天満宮をはじめとする全国天満宮で「鷽替えの神事」などに用いられる縁起物

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