木内政蔵(読み)キウチ マサゾウ

20世紀日本人名事典 「木内政蔵」の解説

木内 政蔵
キウチ マサゾウ

大正・昭和期の物理学者 東京大学名誉教授



生年
明治25(1892)年7月14日

没年
昭和42(1967)年1月15日

出生地
東京・日本橋

学歴〔年〕
東京帝大理科大学実験物理学科〔大正5年〕卒

学位〔年〕
理学博士〔昭和2年〕

経歴
大正7年三菱造船に入ったが、14年東大理学部助教授に転じ、昭和2年理学博士、3年教授となった。同年ドイツに留学、6年帰国。同大理工学研究所員、日本物理学会委員長を務め、28年定年退官、名誉教授、都立大学教授を務めた。著書に「光」「光学」「ゼーマン効果シュタルク効果」などがある。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木内政蔵」の解説

木内政蔵 きうち-まさぞう

1892-1967 大正-昭和時代の物理学者。
明治25年7月14日生まれ。三菱造船勤務から東京帝大助教授に転じ,昭和3年同大教授。28年都立大教授。日本物理学会委員長。光学および分光学の研究で知られた。昭和42年1月15日死去。74歳。東京出身。東京帝大卒。著作に「光」「ゼーマン効果とシュタルク効果」など。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

カイロス

宇宙事業会社スペースワンが開発した小型ロケット。固体燃料の3段式で、和歌山県串本町の民間発射場「スペースポート紀伊」から打ち上げる。同社は契約から打ち上げまでの期間で世界最短を目指すとし、将来的には...

カイロスの用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android