日本歴史地名大系 「木工路子村」の解説
木工路子村
むくろうじむら
現豊田町の西端、
慶長五年(一六〇〇)の検地帳に「木工路子」とみえる。村名の由来は「往古泉式部執行之時分、当村之内泉河内と申所ニ小式部を捨被置、其印としてむくろしの木杖を此所ニ指をかれ、其杖枝葉を生し申したるよし」(地下上申)という。
慶長一五年の検地帳では総高一千一三二石余とあり、うち田方が八九町余で一千五九石余、畠方が六町余で二三石余、百姓屋敷一三七、小物成一〇石余とあるが、この当時の村域は不詳で、付近の殿居・
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報