木曾根村(読み)きぞねむら

日本歴史地名大系 「木曾根村」の解説

木曾根村
きぞねむら

[現在地名]八潮市木曾根・八潮

古利根川右岸の沖積地に位置し、北は二町目にちようめ村、西は大原だいばら村。田園簿では田方四七〇石余・畑方二一九石余、幕府領領主変遷川崎かわさき村と同じ。天保六年(一八三五)の八条領村鑑(小沢家文書)によると、寛永四年(一六二七)検地で高六九〇石余、反別は田方五七町四反余・畑方四〇町余、用・排水は八条用水組合・古利根川中川筋藻刈組合に所属。天保六年の家数八五・人数四八五、ほかに真言宗普門ふもん寺・金蔵こんぞう院・正福しようふく寺・明王みようおう寺と寮三軒がある。普門寺は現在真言宗豊山派で、開山盛源は慶長一三年(一六〇八)に没した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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