木村周平(読み)キムラ シュウヘイ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「木村周平」の解説

木村 周平
キムラ シュウヘイ


職業
新派俳優

肩書
自由党員

生年月日
文久2年

経歴
良家の生まれで、川上音次郎一座の「板垣遭難実記」を見て感動し研究生募集に応じた。初め女形、明治29年の大阪角座での成美団結成メンバーで、この頃から立役に転じた。顔が大きくおっとりしていて、歌舞伎俳優の風貌を持っていた。

没年月日
明治40年 3月26日 (1907年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村周平」の解説

木村周平 きむら-しゅうへい

1863-1907 明治時代の舞台俳優。
文久3年4月生まれ。明治24年東京で川上音二郎の新派劇公演に参加。音二郎とわかれて大阪で成美団にくわわり,「百万円」の河合弁護士役を好演。のち音二郎と和解して,大阪中座で「ハムレット」の羽村侯爵を演じた。37年から東京本郷座に出演。明治40年3月16日死去。45歳。武蔵(むさし)多摩郡(東京都)出身

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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