木村荘太(読み)キムラ ソウタ

20世紀日本人名事典 「木村荘太」の解説

木村 荘太
キムラ ソウタ

明治〜昭和期の小説家,文芸評論家,随筆家



生年
明治22(1889)年2月3日

没年
昭和25(1950)年4月15日

出生地
東京

別名
筆名=久木 今作,木村 艸太(キムラ ソウタ)

学歴〔年〕
京華中卒

経歴
明治43年第2次「新思潮」に参加し「前曲」などを発表。白樺派にも近づき、一時“新しき村”で暮らした。大正2年告白小説「牽引」を発表。また「ロマン・ロラン全集」などを翻訳。12年の関東大震災以後は千葉県遠山村に住み、農耕と読書に日を過し、ここから「農に生きる」「林園賦」などを刊行する。昭和25年「魔の宴」を刊行する直前に自殺した。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「木村荘太」の解説

木村荘太 きむら-そうた

1889-1950 明治-昭和時代の小説家。
明治22年2月3日生まれ。木村荘平の子。第2次「新思潮」同人白樺(しらかば)派に共鳴し,一時「新しき村」に参加。関東大震災後,千葉県で農耕生活をおくる。昭和25年4月15日自殺。61歳。東京出身。京華中学卒。随筆集に「農に生きる」,自伝に「魔の宴」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

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