…その前年刊行された仮名垣魯文(かながきろぶん)の《安愚楽鍋(あぐらなべ)》には〈牛鍋食はねば開化不進奴(ひらけぬやつ)〉とあり,すでに牛なべは文明開化を象徴する食べものになっていた。77年ごろには牛なべをあきなう店が急増し,東京では488軒を数えたというが,とくに大衆的普及にあずかって力のあったのは81年ごろ〈いろは四十八店〉を目標に,木村荘平(木村荘八らの父)が開業した〈いろは〉であった。元来牛なべの呼称は関東のものであり,関西では〈すき焼〉と呼んでいた。…
※「木村荘平」について言及している用語解説の一部を掲載しています。
出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」
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