木田遺跡(きだいせき)とは？意味や使い方

日本歴史地名大系「木田遺跡」の解説

[現在地名]福井市木田町

標高約九メートルの自然堤防上に位置する弥生・古墳時代の集落跡。昭和四五年（一九七〇）に発見され、以後同五一年にかけて約三千五〇〇平方メートルの発掘調査を実施。検出された遺構には竪穴住居跡七軒・土壙七基・溝跡数条・柱穴跡多数があり、出土遺物からみて弥生中期から古墳中期にわたる。

主要な遺構は、調査区内のほぼ中央を東西に走る溝を挟んで北部に竪穴住居跡四軒、南部に竪穴住居跡三軒と土壙七基が位置する。竪穴住居跡は隅丸方形で一辺三―六メートル、土壙は隅丸長方形か長円形で長辺が一・五―四・五メートル。

コトバンクでは本文の一部を掲載しています。ジャパンナレッジをご利用いただくとすべての情報をご覧になれます。→ジャパンナレッジのご案内

出典　平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について　情報

今日のキーワード

年齢を問わず、多様なキャリア形成で活躍する働き方。企業には専門人材の育成支援やリスキリング(学び直し)の機会提供、女性活躍推進や従業員と役員の接点拡大などが求められる。人材の確保につながり、従業員を...