木賊刈(読み)トクサカリ

デジタル大辞泉 「木賊刈」の意味・読み・例文・類語

とくさかり【木賊刈】

歌舞伎舞踊長唄七変化姿芸龝七種すがたのはなあきのななくさ」の一。初世杵屋きねや正次郎作曲。寛政9年(1797)江戸都座初演。謡曲木賊」に基づいた作品

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精選版 日本国語大辞典 「木賊刈」の意味・読み・例文・類語

とくさ‐かり【木賊刈】

[1] 木賊を刈ること。《季・秋》
※俳諧・誹諧通俗志(1716)八月「木賊(トクサ)刈」
[2]
[一] 謡曲「とくさ(木賊)」の古名
[二] 歌舞伎所作事。長唄。作詞者不明。初世杵屋正次郎作曲。寛政八年(一七九六)江戸都座初演。四世岩井半四郎の七変化舞踊「姿花龝七種(すがたのはなあきのななくさ)」の一つ。能「木賊」の老人の姿を描いたもの。

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歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典 「木賊刈」の解説

木賊刈
〔長唄〕
とくさかり

歌舞伎・浄瑠璃外題
演者
杵屋正次郎(1代)
初演
寛政9.8(江戸・都座)

出典 日外アソシエーツ「歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典」歌舞伎・浄瑠璃外題よみかた辞典について 情報

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