日本歴史地名大系 「木造村」の解説
木造村
こつくりむら
黒田庄
向
次宿
木造辺」とあって、木造で山田までの伝馬六〇疋を調達している(東大寺衆徒参詣伊勢大神宮記)。室町時代に伊勢国司北畠氏の一族がここに館を築いて本拠地とし、木造氏を名乗った。その初代は北畠顕能の弟顕俊とされているが、「南方紀伝」などによると、当地に来住したのは三代俊泰(のち俊康)と認められる。その子孫は歴代この付近一二ヵ村を支配するほか、禁裏御料所
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報