デジタル大辞泉 「本中」の意味・読み・例文・類語 ほん‐ちゅう【本中】 前相撲で、連勝の星二つを取って進む地位。さらに連勝の星二つを取れば新序へ進む。 出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例
精選版 日本国語大辞典 「本中」の意味・読み・例文・類語 ほん‐ちゅう【本中】 〘 名詞 〙① 相撲で、番付の二段目の第一番目の称。[初出の実例]「瀬切より十五枚目迄、通称本中といふとあり〈略〉原来本中とは瀬切より六七枚目をいふなり」(出典:随筆・相撲今昔物語(1785)七)② ( 「ほんぢゅう」とも ) 番付にのらない前相撲で連勝の星二つをとった力士の進む地位。ここでさらに連勝の星二つを取った力士は「新序」へ進む。[初出の実例]「前相撲となって〈略〉二番続けて勝てば勝星一点をとり、此星二つたまれば本中(ホンヂウ)へ出世するのである」(出典:相撲講話(1919)〈日本青年教育会〉力士の階級と給金)③ 歌舞伎で、名題役者より下位、稲荷町より上位の階級の役者。[初出の実例]「立役中二階たっぷり、本中(ホンチウ)、合中、板の間、お囃子、みんなばりつく能顔だ」(出典:滑稽本・戯場粋言幕の外(1806)下) 出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例