前相撲(読み)マエズモウ

デジタル大辞泉 「前相撲」の意味・読み・例文・類語

まえ‐ずもう〔まへずまふ〕【前相撲】

相撲部屋に入門した新弟子が番付外でとる相撲。待ったなしの飛び付き相撲で、2連勝して一つの勝ち星となり、勝ち星を二つあげれば本中ほんちゅうに進む。

出典 小学館デジタル大辞泉について 情報 | 凡例

精選版 日本国語大辞典 「前相撲」の意味・読み・例文・類語

まえ‐ずもうまへずまふ【前相撲】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 相撲部屋に入門した新弟子たちが、番付外でとる相撲をいう。取組は散取りで、連勝して一つの勝星となり、その勝星二つを得れば本中に進むことができる。
    1. [初出の実例]「左右に立わかれ前相撲はじまりて」(出典:浮世草子・本朝二十不孝(1686)五)
  3. 江戸時代幕の内より位置の低い相撲取。また、その地位。〔随筆・相撲今昔物語(1785)〕

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

今日のキーワード

南海トラフ臨時情報

東海沖から九州沖の海底に延びる溝状の地形(トラフ)沿いで、巨大地震発生の可能性が相対的に高まった場合に気象庁が発表する。2019年に運用が始まった。想定震源域でマグニチュード(M)6・8以上の地震が...

南海トラフ臨時情報の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android