本住吉神社(読み)もとすみよしじんじや

日本歴史地名大系 「本住吉神社」の解説

本住吉神社
もとすみよしじんじや

[現在地名]東灘区住吉宮町七丁目

山陽道の北側にある。祭神は底筒男神・中筒男神・上筒男神・神功皇后。旧県社。兎原うはら住吉社とも称する。社伝では当地は「日本書紀」神功皇后摂政元年二月条に記される神功皇后が住吉三柱神を鎮祭した大津渟中倉長峡おおつのぬなくらのながおにあたり、のち住吉郡に遷座される摂津住吉神社の本地であるという。保安元年(一一二〇)と推定される摂津国調帳案(九条家冊子本中右記裏文書)には「菟原住吉神封戸捌烟 丁参拾玖、丁壱」、また兎原郡の項に「菟原住吉神陸烟」とある。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

仕事納

〘 名詞 〙 年の暮れに、その年の仕事を終えること。また、その日。《 季語・冬 》[初出の実例]「けふは大晦日(つごもり)一年中の仕事納(オサ)め」(出典:浄瑠璃・新版歌祭文(お染久松)(1780)油...

仕事納の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android