本庄川(読み)ほんじようがわ

日本歴史地名大系 「本庄川」の解説

本庄川
ほんじようがわ

大淀川の一次支流で一級河川。須木すき村北部の熊本県境赤木あかぎ(九〇九・七メートル)南面一帯を源流域とし、須木村あや町を南東流し、国富くにとみ森永もりなが綾北あやきた川と合流し、同町をさらに南東流して宮崎倉岡くらおか地区簗瀬やなせで大淀川に合流する。全長七二・二キロ。綾北川との合流点より上流では綾南川ともよばれる。本庄川の名称は国富町の本庄地区に由来するのであろうか。支流も多く、綾北川のほか深年ふかどし川など二六流がある。

上流域は壮年期の九州山地であるため谷底平野はみられないが、須木村中心集落のある場所では盆地状谷底平野が発達している。この平野の東端で川は県指定名勝須木の滝(別称ままこ滝)となって落ち、その滝壺下流につくられた綾南ダムの人工湖の湖頭となっている。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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