日本歴史地名大系 「本所新町」の解説 本所新町ほんじよしんまち 東京都:墨田区旧本所区地区本所新町[現在地名]墨田区石原(いしわら)三丁目・本所二―三丁目・東駒形(ひがしこまがた)二―三丁目北本所表(きたほんじよおもて)町・南本所荒井(みなみほんじよあらい)町の東にあり、東は武家地と本所松倉(ほんじよまつくら)町、南西と南は武家地、北は肥前平戸藩松浦氏屋敷など。中ほどを北割(きたわり)下水が東西に通る。もとは本所の内の荒地・沼地などであったが、元禄九年(一六九六)御賄陸尺二九五人分の大縄拝領町屋敷となり、八兵衛という者が一円地所の地守を請負った。町名の由来などは享保一三年(一七二八)の大水の際に諸事留等が失われたため不詳であるが、一説には新規の町屋であることから新町と称したという。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報