本格小説(読み)ホンカクショウセツ

大辞林 第三版の解説

ほんかくしょうせつ【本格小説】

〔大正末期から昭和初期にかけての心境小説の流行を批判した中村武羅夫の造語〕
社会的現実を客観的に描くという近代小説の本来の構成を備えた小説。 → 私小説

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精選版 日本国語大辞典の解説

ほんかく‐しょうせつ ‥セウセツ【本格小説】

〘名〙 作者の身辺に材をとった心境小説に対して、作者が表面に現われずに人間生活や社会を描き、作品の世界がそれ自体として自立している小説。大正末期に中村武羅夫が提唱し、私小説をめぐる論争を呼び起こした。〔本格小説と心境小説と(1924)〕

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