日本歴史地名大系 「本流院」の解説 本流院ほんりゆういん 福井県:坂井郡三国町加戸村本流院[現在地名]三国町加戸加戸(かど)の東部にある。真宗高田派。小和田山と号し、本尊は阿弥陀如来。寺伝によれば、波多野慈道が三国(みくに)湊に律宗の道場を建立したのに始まる。その後、親鸞に帰依して真宗となり、法名を慶良と称し、道場を現在地に移して円福(えんぷく)寺と称したという。永正一五年(一五一八)七月二三日の高田専修寺越前国末寺連署法度(三重県一身田専修寺文書)に「円福寺真円」とみえるのが寺号の初見とされる。その後、無住となったため高田専修(たかだせんじゆ)寺の真恵の甥本流院真孝が円福寺を継承、現寺号に改め、専修寺の連枝格寺院となった。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by