日本歴史地名大系 「本禅寺」の解説 本禅寺ほんぜんじ 京都市:上京区京極学区北之辺町本禅寺[現在地名]上京区北之辺町山門は寺町(てらまち)通に西面する。光了山と号し、法華宗(陣門流)大本山。本尊は一尺五寸の金銅釈迦立像で、もと本国(ほんこく)寺(現京都市山科区本圀寺、当時は同市下京区)にあったが天文法華の乱後、今井道順を経て当寺に伝えられたといわれる。寺伝によれば開基は越後出身の円光坊日陣で、応永一三年(一四〇六)本国寺(本圀寺)における法兄日伝と法論の結果、分立して本禅寺を四条堀川(ほりかわ)(現京都市中京区)に創建した。日陣が応永二六年に没したのち日登に付属。天文五年(一五三六)の天文法華の乱で比叡山(延暦寺)衆徒に焼却されたが、日覚が同九年に西陣桜井(にしじんさくらい)町(現上京区)に堂舎を再建した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by