朮花(読み)うけらがはな

精選版 日本国語大辞典 「朮花」の意味・読み・例文・類語

うけら‐が‐はな【朮花】

  1. [ 1 ] 〘 名詞 〙 植物おけら(朮)」の異名
    1. [初出の実例]「恋しけば袖も振らむを武蔵野(むざしの)宇家良我波奈(ウケラガハナ)の色に出(づ)なゆめ」(出典万葉集(8C後)一四・三三七六)
  2. [ 2 ] ( うけらが花 ) 江戸後期の歌文集。初編・二編ともに七巻。加藤千蔭著。初編は享和二年(一八〇二)刊。自撰和歌雑歌長歌と、擬古文による二六編の文章収録。二編は文化五年(一八〇八)刊。

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

関連語 名詞 実例

今日のキーワード

苦肉の策

敵を欺くために、自分の身や味方を苦しめてまで行うはかりごと。また、苦しまぎれに考え出した手立て。苦肉の謀はかりごと。「苦肉の策を講じる」...

苦肉の策の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android