朶頤(読み)ダイ

デジタル大辞泉 「朶頤」の意味・読み・例文・類語

だ‐い【××頤】

あごを動かして食べること。食欲の盛んなこと。また、うらやみ欲しがること。
海路要地なるを以て甚だ―せり」〈栗本鋤雲・匏菴十種〉
強い国が弱い国を征服しようとすること。

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精選版 日本国語大辞典 「朶頤」の意味・読み・例文・類語

だ‐い【朶頤】

  1. 〘 名詞 〙
  2. あごを動かして物を食おうとすること。食欲の盛んなこと。また、うらやみ欲しがること。
    1. [初出の実例]「豈敢謂婪。朶頤求口実或見人供一レ甘」(出典:東海一漚集(1375頃)一)
    2. [その他の文献]〔易経‐頤卦〕
  3. 転じて、強国弱国を従えようとすること。

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普及版 字通 「朶頤」の読み・字形・画数・意味

【朶頤】だい

ものを食べようとする。欲する。清・趙翼〔孫介眉太守、~魚(れんぎよ)(たなご)の頭羹を食らふに招かる。戯れに為に歌を作る〕詩 朶頤、且(しばら)く我が咀(ふしよ)(食う)を快くす 碎首、(なん)ぞ他(かれ)の惱をみん

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