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粉河寺 こかわでら

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典の解説

粉河寺
こかわでら

和歌山県紀の川市にある粉河観音宗の寺。西国三十三所の第3番札所。山号は風猛山 (ふうもうざん) 。宝亀1 (770) 年大伴孔子古 (おおとものくじこ) の創建といわれる。千手観音像が本尊。天台宗の寺院として,中世には僧兵を養い僧坊も 500余に達して栄えたが,天正 13 (1585) 年豊臣秀吉によって焼かれ,衰微した。

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デジタル大辞泉の解説

こかわ‐でら〔こかは‐〕【粉河寺】

和歌山県紀の川市にある粉河観音宗の寺。もと天台宗。山号は風猛山。西国三十三所第3番札所。開創は宝亀元年(770)大伴孔子古(おおとものくじこ)と伝える。現在の諸堂宇の多くは享保年間(1716~1736)の再建。所蔵の粉河寺縁起は国宝。

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百科事典マイペディアの解説

粉河寺【こかわでら】

和歌山県紀の川市にある天台系粉河観音宗の本山。本尊千手観音にまつわる霊験譚が《粉河寺縁起絵巻》(国宝)に描かれる。《延喜式》に定額(じょうがく)寺として所見。《枕草子》・《新猿楽記》などに記され,観音の聖地として貴賤から信仰された。
→関連項目近木荘雑賀一揆西国三十三所名手荘

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デジタル大辞泉プラスの解説

粉河(こかわ)寺

和歌山県紀の川市にある寺院。創建は770年。粉河観音宗総本山、本尊は千手千眼観世音菩薩。庭園は国指定名勝。

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世界大百科事典 第2版の解説

こかわでら【粉河寺】

和歌山県那賀郡粉河町にある寺。山号は風猛山(かざらきさん)(古くは補陀落山とも号す)。天台宗三井寺,ついで延暦寺末。現在は粉河観音宗の本山。本尊は秘仏の千手観音。西国三十三所第3番札所。770年(宝亀1)大伴孔子古(くじこ)の創建と伝えられ,創建の事情と本尊の化身童男行者の霊験談が《粉河寺縁起》(国宝,鎌倉前期)の主題をなしている。《延喜式》には定額寺として所見する。《枕草子》194段〈寺は〉にその名が記され,藤原頼通が参詣し,《新猿楽記》や《梁塵秘抄》の今様歌にあらわれ,平維盛も参詣するなど,平安時代以来,観音の聖地として,また浄土信仰の高まりとともに観音浄土のほか弥勒浄土の聖地としても,貴賤の信仰をあつめた。

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大辞林 第三版の解説

こかわでら【粉河寺】

粉河町にある寺。もとは天台宗で、現在は粉河観音宗の本山。山号は風猛山。古くは補陀洛ふだらく山施音せおん寺と称した。770年、大伴孔子古くじこの創建と伝える。西国三十三所第三番札所。絵巻「粉河寺縁起」は国宝。

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日本大百科全書(ニッポニカ)の解説

粉河寺
こかわでら

和歌山県紀の川市粉河にある寺。風猛山(ふうもうざん)粉河寺と称するが、本来は補陀落山(ふだらくさん)施音寺(せおんじ)という。西国(さいごく)三十三所第3番札所。もとは天台宗であったが、現在は粉河観音(かんのん)宗。縁起によれば、770年(宝亀1)、観音の化身である童男(どうなん)行者が現れて刻した千手千眼観世音菩薩(かんぜおんぼさつ)(本尊)を、発願者の大伴孔子古(おおともくじこ)が草庵(そうあん)を結んで安置したのが開創という。鎌倉時代には七堂伽藍(がらん)、550坊、寺領4万石を有し、数千人の僧徒がいて隆盛を極めた。しかし1585年(天正13)の豊臣(とよとみ)秀吉の兵乱によって堂塔伽藍、寺宝のほとんどを焼失した。1619年(元和5)紀伊藩主徳川頼宣(よりのぶ)の助力を得て天海(てんかい)の弟天英が再興した。現在の大門、童男堂、中門などは徳川中期のものである。庭園は桃山時代の枯山水(かれさんすい)の石庭で、国指定名勝となっているほか、大和絵(やまとえ)画家の冷泉為恭(れいぜいためちか)が潜居した御池坊(本坊)の庭園、左甚五郎作という「門前の虎(とら)」などがある。寺宝の『粉河寺縁起』は国宝に指定されている。そのほか鬼子母神立像、不動明王坐像(ざぞう)など寺宝は多い。[中山清田]

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