杉桙別命神社(読み)すぎほこわけのみことじんじや

日本歴史地名大系 「杉桙別命神社」の解説

杉桙別命神社
すぎほこわけのみことじんじや

[現在地名]河津町田中

河津川左岸、字みやわきにある。祭神は杉桙別命・五十猛命・少彦名命。旧郷社。来宮きのみや神社ともいう。「延喜式」神名帳に載る賀茂郡の杉桙別命神社(小座)、「伊豆国神階帳」に載る従四位上「ほこわけの明神」に比定される。正徳五年(一七一五)の銅鐘来由写(杉桙別命神社蔵)によると、建久四年(一一九三)源頼朝が社殿を建立し、のちに藤原頼経・清水太郎左衛門らが再建したという。天文八年(一五三九)以前に成立したとみられる来宮大明神縁起(同神社蔵)によると来宮明神の本地は地蔵菩薩で、垂迹は五十猛命。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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