杉目扇(読み)スギメオウギ

デジタル大辞泉 「杉目扇」の意味・読み・例文・類語

すぎめ‐おうぎ〔‐あふぎ〕【杉目扇】

杉の木目もくめ横目になっている薄板で作った扇。貴族幼童が用い、吉祥文様を描き、糸花いとばなをとじつけたりする。

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精選版 日本国語大辞典 「杉目扇」の意味・読み・例文・類語

すぎめ‐おうぎ‥あふぎ【杉目扇】

  1. 〘 名詞 〙 杉の横目という木目(もくめ)の板で作った扇。骨の数は位階家格によって相違する。若年の料として泥絵で吉祥文様をかき、糸花で飾ったものが多い。
    1. [初出の実例]「有品目杉目扇〈略〉女御扇」(出典本朝画史(1678)下)

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