杉谷西方遺跡群
すぎたにせいほういせきぐん
[現在地名]菰野町杉谷・根の平
釈迦ヶ岳(一〇九二・二メートル)東麓には朝明川の支流田光川・杉谷川・焼合川が形成した複合扇状地が広がっている。標高はおよそ一一〇―一五〇メートル。北伊勢地方の台地・平野を一望にできる立地にあり、近年、保養所・別荘などが増加しつつある。この一帯では戦前から戦後にかけての開墾によって、出合・夏至花・矢倉・高塚など幾つかの地点で縄文式土器・石器を中心に多数の遺物が発見された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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