ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「李存きょく」の意味・わかりやすい解説
李存きょく
りそんきょく
Li Cun-xu; Li Ts`un-hsü
[没]同光4(926).4.1. 雍陵
中国,五代後唐の第1代皇帝 (在位 923~926) 。諡は光聖神閔孝皇帝。廟号は荘宗。李克用の長子。父とともに唐朝を助けてよく朱全忠 (後梁太祖) の軍に対抗した。天祐5 (908) 年克用が没すると,そのあとをうけて晋王の位を継ぎ,侵入した後梁太祖の軍を撃破して,北方諸鎮の盟主となり,同光1 (923) 年帝位について後唐を建て,次いで後梁を滅ぼした。荘宗は軍士を敬遠し,側近政治を行なったので,軍士の不満は各地の反乱となって現れ,ついに郭従謙の反乱によって殺され,克用の義子李嗣源 (→明宗) が帝位についた。
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