村上仏山(読み)むらかみ ぶつざん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村上仏山」の解説

村上仏山 むらかみ-ぶつざん

1810-1879 江戸後期-明治時代の漢詩人。
文化7年10月25日生まれ。豊前(ぶぜん)京都(みやこ)郡(福岡県)上稗田村の人。原古処(こしょ),亀井昭陽(しょうよう),貫名海屋(ぬきな-かいおく)らにまなぶ。郷里で私塾水哉園をひらき,田園詩人として知られた。門人に末松謙澄ら。明治12年9月27日死去。70歳。名は剛。字(あざな)は大有。著作に「仏山堂詩鈔」。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

世界大百科事典(旧版)内の村上仏山の言及

【豊前国】より

…福沢諭吉も中津藩の出である。このほか,国学では渡辺重名,儒学では私塾〈水哉園〉で幾多の俊秀を育てた村上仏山らがいる。【野口 喜久雄】。…

※「村上仏山」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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