亀井昭陽(読み)カメイショウヨウ

デジタル大辞泉 「亀井昭陽」の意味・読み・例文・類語

かめい‐しょうよう〔かめゐセウヤウ〕【亀井昭陽】

[1773~1836]江戸後期の儒学者。筑前の人。名はいく南冥長男。父南冥の跡を継ぎ徂徠学を奉じ、のち徂徠学に朱子学を取り入れた経学大成。著に「左伝纉考」「論語語由述志」「読弁道」など。

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デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「亀井昭陽」の解説

亀井昭陽 かめい-しょうよう

1773-1836 江戸時代後期の儒者
安永2年8月11日生まれ。亀井南冥(なんめい)の長男。寛政4年家督をつぎ,筑前(ちくぜん)福岡藩儒となるが,10年免官。徂徠(そらい)学を基本に朱子学をとりいれて家学を大成。博学で知られた。天保(てんぽう)7年5月17日死去。64歳。名は昱(いく)。字(あざな)は元鳳。通称は昱太郎。別号に空石,月窟。著作に「論語語由述志」など。

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ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「亀井昭陽」の意味・わかりやすい解説

亀井昭陽
かめいしょうよう

[生]安永2(1773)
[没]天保7(1836)
江戸時代後期の古学派の儒学者。南溟長子。徂徠学を修め,古文辞にすぐれる。著書『左伝鑽考』。

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367日誕生日大事典 「亀井昭陽」の解説

亀井昭陽 (かめいしょうよう)

生年月日:1773年8月11日
江戸時代後期の古文辞系の儒者
1836年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の亀井昭陽の言及

【亀井南冥】より

…江戸中期の儒学者。名は魯,字は道載,通称道哉。南冥は号。筑前姪浜の人。僧大潮に儒学を,永冨独嘯庵に医学を学ぶ。1778年(安永7)福岡藩儒医に抜擢され,83年(天明3)西学問所学頭となったが,92年(寛政4)職禄を放たれた。学は徂徠学を奉じたが孔子を尊び,子の昭陽が大成して〈亀門学〉と称され西国に重きをなした。主著に《論語語由》《春秋左伝考義》《肥後物語》がある。【頼 祺一】…

※「亀井昭陽」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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