村上遺跡群(読み)むらかみいせきぐん

日本歴史地名大系 「村上遺跡群」の解説

村上遺跡群
むらかみいせきぐん

[現在地名]八千代市村上

下総台地の高い段丘面に位置し、標高は台地末端部で二八メートル弱。第一塚群を基点として北東〇・四キロの第二塚群、北〇・四キロの込の内こみのうち遺跡などで構成される。第一塚群では九基の塚が発掘調査され、下部からは三基の土壙も検出された。塚は略方形と円形のものとがあり、規模は一辺七・二メートルから径三・七メートルの範囲に含まれるが、傾向としては略方形のものが大きい。所属時期は村上供養塚や第二塚群などから北宋銭や寛永通宝・文久永宝などの古銭が出土したことから中世近世と推測される。第二塚群は八基の塚により構成され、塚の盛土中心部からは小皿一〇枚・珠子玉六個・古銭二二二枚が出土した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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