村井れい(読み)ムライ レイ

新撰 芸能人物事典 明治~平成 「村井れい」の解説

村井 れい
ムライ レイ


職業
箏曲

専門
筑紫箏

旧名・旧姓
前川

別名
号=松琴

生年月日
明治20年 11月22日

出生地
佐賀県 伊万里

経歴
姉よしが結婚した筑紫箏の伝承者野田聴松に筑紫箏を学び、大正6年伝授書を受けた。16歳で福岡に出、筑紫高女に入学、のち伊万里で小学校教員。昭和8年頃村井末吉と結婚、唐津に住んだ。聴松の死後筑紫箏資料を譲り受け、同門の井上ミナと記録作成に当たった。

没年月日
昭和33年 8月18日 (1958年)

出典 日外アソシエーツ「新撰 芸能人物事典 明治~平成」(2010年刊)新撰 芸能人物事典 明治~平成について 情報

20世紀日本人名事典 「村井れい」の解説

村井 れい
ムライ レイ

大正・昭和期の箏曲家



生年
明治20(1887)年11月22日

没年
昭和33(1958)年8月18日

出生地
佐賀県伊万里

旧姓(旧名)
前川

別名
号=松琴

経歴
姉よしが結婚した筑紫箏の伝承者野田聴松に筑紫箏を学び、大正6年伝授書を受けた。16歳で福岡に出、筑紫高女に入学、のち伊万里で小学校教員。昭和8年ころ村井末吉と結婚、唐津に住んだ。聴松の死後筑紫箏資料を譲り受け、同門の井上ミナと記録作成に当たった。

出典 日外アソシエーツ「20世紀日本人名事典」(2004年刊)20世紀日本人名事典について 情報

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村井れい」の解説

村井れい むらい-れい

1887-1958 大正-昭和時代の箏曲(そうきょく)家。
明治20年11月22日生まれ。筑紫箏(つくしごと)の演奏家筑紫流箏曲の伝承者である義兄の野田聴松から伝授書をうける。昭和32年同門の井上ミナとともに選択無形文化財保持者に選定された。昭和33年8月17日死去。70歳。佐賀県出身。筑紫高女卒。旧姓は前川。号は松琴。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

367日誕生日大事典 「村井れい」の解説

村井 れい (むらい れい)

生年月日:1887年11月22日
大正時代;昭和時代の箏曲家
1958年没

出典 日外アソシエーツ「367日誕生日大事典」367日誕生日大事典について 情報

世界大百科事典(旧版)内の村井れいの言及

【筑紫箏】より

…政方の佐賀における門下の系統は,他系の吸収にもつとめ筑紫箏の復興を図り,今泉千春(1775‐1836)は,それまでの伝承を整理して,《松響閣箏話》などを著した。その子千秋から野田聴松を経て,現代の伝承者へと伝えられたが,村井れい(1887‐1958)の没後は,井上ミナ(1895‐1995)一人が伝承するのみとなってしまった。 賢順作曲と伝える古曲を〈十曲〉または〈詠曲〉と称し,ほかに〈秘伝(秘詠)〉〈奥儀(奥詠)〉と称する秘伝曲もあるが,それらの分類および曲目は,時代による異同が著しい。…

※「村井れい」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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