村山拙軒(読み)むらやま せっけん

デジタル版 日本人名大辞典+Plus 「村山拙軒」の解説

村山拙軒 むらやま-せっけん

1832-1893 幕末-明治時代の医師,漢学者
天保(てんぽう)3年生まれ。塩田順庵次男。幕府医官村山氏の養子。万延元年の遣米使節外科医として随行。その記録に「奉使日録」がある。維新後は文部省などにつとめ,また博物局で黒川真頼(まより)らと「工芸志料」を編修した。明治26年3月23日死去。62歳。名は徳淳。字(あざな)は大樸。別号に伯元。

出典 講談社デジタル版 日本人名大辞典+Plusについて 情報 | 凡例

今日のキーワード

排他的経済水域

略称 EEZ。沿岸国が水産資源や海底鉱物資源などについて排他的管轄権を行使しうる水域。領海を越えてこれに接続する区域で,領海基線から 200カイリの範囲をいう。沿岸国は,水中ならびに海底と地下の天然資...

排他的経済水域の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android