杜絶(読み)とぜつ

精選版 日本国語大辞典 「杜絶」の意味・読み・例文・類語

と‐ぜつ【杜絶・途絶】

  1. 〘 名詞 〙
  2. 続いて行なわれてきた物事を絶やすこと。
    1. [初出の実例]「是れまで分離隔絶したる弊害を杜絶(トゼツ)し」(出典花間鶯(1887‐88)〈末広鉄腸〉上)
    2. [その他の文献]〔後漢書‐桓帝紀〕
  3. 途中がふさがったり、切れたりして絶えること。とだえること。
    1. [初出の実例]「此の間交通機関杜絶し、為に流言飛語盛に伝はり」(出典:帝都復興に関する詔書‐大正一二年(1923)九月一二日)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「杜絶」の読み・字形・画数・意味

【杜絶】とぜつ

ふさぎ絶つ。〔後漢書、桓帝紀〕臧(ざうり)の子孫は、察擧することを得ず。託の原を杜し、白守をして、其の操を信(の)ぶるを得しむ。各司を守せよ。

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