来原岩(読み)くりはらいわひ

日本歴史地名大系 「来原岩」の解説

来原岩
くりはらいわひ

大津おおつ町の来原にあり、斐伊川から取水するために掘られた。樋守本田家の記録に慶長一二年(一六〇七)起工し、同一八年四尺四方の岩樋を造ったとある。使役する石工二千人役・人夫八〇〇人役と記す。元禄一三年(一七〇〇)松江藩の直営工事により長さ二〇余間・深さ二間半・広さ八尺の岩樋を掘削した。樋の出口に水の躍り池があり、西流する間府まぶ川と北流する高瀬たかせ川に分れる。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

自動車税・軽自動車税

自動車税は自動車(軽自動車税の対象となる軽自動車等および固定資産税の対象となる大型特殊自動車を除く)の所有者に対し都道府県が課する税であり、軽自動車税は軽自動車等(原動機付自転車、軽自動車、小型特殊自...

自動車税・軽自動車税の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android