漕船(読み)こぎぶね

精選版 日本国語大辞典 「漕船」の意味・読み・例文・類語

こぎ‐ぶね【漕船】

  1. 〘 名詞 〙
  2. (ろ)や櫂(かい)などをつかって漕いで進む船。帆走する船に対していう。
    1. [初出の実例]「うらうらこきふねどもおうせつけられ候やうに御きもいれ、せんいちに候」(出典:捷解新語(1676)一〇)
  3. 曳船江戸時代、主に参勤交代で、大名御座船(ごさぶね)を曳航する小船をさしていう。
    1. [初出の実例]「漕舟 則引舟なり。先手船にて御召の舟を引者」(出典:和漢船用集(1766)三)

出典 精選版 日本国語大辞典精選版 日本国語大辞典について 情報 | 凡例

普及版 字通 「漕船」の読み・字形・画数・意味

【漕船】そう(さう)せん

運ぶ船。〔漢書、溝洫志〕後三、河果して陶に決し、~・豫に泛し、~そ四郡三十二縣にし、水居の地十五餘頃、深き、壞敗~四。~河南以東の漕五百を發し、民を徙(うつ)すこと~九七千餘口。

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