来栖野村(読み)くるすのむら

日本歴史地名大系 「来栖野村」の解説

来栖野村
くるすのむら

[現在地名]三原村来栖野

北のみやかわ、西のの谷から流れ出た小河川が合流して東流する辺りに展開する。元禄郷帳・天保郷帳は「くるすの(クルスノ)村」と表記。「土佐州郡志」は「来栖野村」とし(寛保郷帳・「南路志」も同表記)、「在三原郷中央、東西十町許南北八町許、戸凡十五、其土交砂」と記す。三原郷の一村

天正一八年(一五九〇)の三原郷地検帳に「来栖之村」とみえ、検地面積一三町一反余、屋敷数一二うち居屋敷四。すべて「御直分」。江戸時代の当村は元禄郷帳によると本田高一三一石余。正徳六年(一七一六)の大庄屋差出(生城文書)によれば反別一五町一反(うち新開分二町)、家数一三、人数七五、運上物に竹一二荷、雁皮四七〇匁、茶株二千二一四株、椿株二六株があり、牛五、馬一六。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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