東京バレエ団(読み)とうきょうバレエだん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京バレエ団」の意味・わかりやすい解説

東京バレエ団
とうきょうバレエだん

(1) 1946年評論家蘆原英了の提言を受け,小牧正英東勇作貝谷八百子,服部智恵子らにより組織されたバレエ団。第1回の公演は『白鳥の湖』で松尾明美,貝谷八百子が主演した。 50年第7回公演の『コッペリア』をもって実質的に消滅した。 (2) 1960年に開校したチャイコフスキー記念バレエ学校のあとを受けて,64年代表佐々木忠次で発足したバレエ団。パリオペラ座の M.デコンベ振付で公演したり,A.アロンソをゲスト・ダンサーに迎えたりした。初めソ連の,やがてデコンベ,アロンソら欧米の振付師を招聘して公演したが,のち主演者も外国人に依存する公演形態をとるようになった。 66年以降海外公演も行う。

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デジタル大辞泉プラス 「東京バレエ団」の解説

東京バレエ団

チャイコフスキー記念東京バレエ団」の通称

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世界大百科事典(旧版)内の東京バレエ団の言及

【バレエ】より

…松尾明美,松山樹子が育ち,東勇作も彼女から多くを学んだ。 バレエが盛んになったのは,第2次世界大戦後で,46年に上海から帰った小牧正英を迎えて東勇作,貝谷八百子,服部智恵子・島田広の各バレエ団の合同になる東京バレエ団が《白鳥の湖》4幕を上演してからである。この東京バレエ団は《ジゼル》《シエラザード》《コッペリア》《レ・シルフィード》などを上演して50年まで7回の公演を続けたが,各バレエ団の活動も活発になり,古典・近代のバレエ,創作バレエの出現を促した。…

※「東京バレエ団」について言及している用語解説の一部を掲載しています。

出典|株式会社平凡社「世界大百科事典(旧版)」

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