東京湾平均海面(読み)とうきょうわんへいきんかいめん

ブリタニカ国際大百科事典 小項目事典 「東京湾平均海面」の意味・わかりやすい解説

東京湾平均海面
とうきょうわんへいきんかいめん

日本の標高海抜高度)の基準面。一般に,Tokyo peil(peilはオランダ語で基準面の意)の頭文字をとって T.P.と略される。かつては東京湾中等潮位といった。東京都中央区霊岸島量水標で 1873年6月から 1879年12月までの平均潮位。この値をもとに,日本水準原点(→水準原点)を T.P.+24.5000mと決定した。1923年の関東大震災で日本水準原点が 86mm沈下したことが確認されたため 1928年3月31日以後は T.P.+24.4140mとなり,2011年3月11日に発生した東北地方太平洋沖地震による地殻変動に伴い,2011年10月21日からは 24.3900mに改められた。

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