datum of chart
海図に採用されている水深・高程の基準面。航海の安全を考慮して,物標の高さの基準は平均水面,水深や低潮線の基準は最低水面,橋梁の高さや海岸線の基準は最高水面と使い分けられている。各基準面は,港や地域・海域ごとに,海上保安庁海洋情報部が設置した水路測量標を始めとした陸上の標からの高さで決定される。2019年からは,海洋情報部では全国各地でGNSS測量を実施し,最低水面の地球楕円体からの高さ(楕円体高)の決定を開始した。
執筆者:小原 泰彦
出典 平凡社「最新 地学事典」最新 地学事典について 情報
高さを測る基準となる面、すなわちゼロメートルの海面であるが、場所によりまた目的によって基準面のとり方は異なる。日本では陸上の測量には東京湾平均海面が用いられるが、水深の基準面は各港湾での潮位観測から求められた最低水位が用いられる。各河川工事については、それぞれの河口での低水位を独立に基準面にとっていることが多い。
距離や面積を計算・表示する際に基準とする面をさすこともある。
[尾崎幸男・辻 宏道 2016年11月18日]
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