東勢井村(読み)ひがしせいむら

日本歴史地名大系 「東勢井村」の解説

東勢井村
ひがしせいむら

[現在地名]小浜市東勢ひがしせい

大飯郡東端に位置し、丹後街道の勢坂せざかを越えると遠敷おにゆう郡となる。西は西勢井村、南は飯盛いいもり山より北へ延びる山脈山裾、北は小浜湾。応仁元年(一四六七)二月七日付武田信賢安堵状(吉川家文書)に「若州勢井村事、預申左衛門大夫殿候之上者、重而一行雖不致候、承候了、如先々不相替可御知行候」とある。当村は康正二年(一四五六)頃、安芸・若狭両国守護武田信賢と吉川之経の契約により安芸国河戸こうど(現広島県賀茂郡河内町)国衙分と交換され(康正二年六月一日付「武田信賢書状」、同日か「某書状」同文書)、応仁前後の一時期は吉川氏の支配地であった。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

発見学習

発見という行為の習得を目指す学習。または,発見という行為を通じて学習内容を習得することを目指す学習。発見学習への着想は多くの教育理論に認められるが,一般には,ジェローム・S.ブルーナーが『教育の過程』...

発見学習の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android