東南部町
ひがしなべまち
[現在地名]下関市南部町
唐戸湾の入江を挟んで西之端町の南西にあり、城山を取り囲むように立地する。町の南部を往還が北東から南西に通る。
今川了俊の「道ゆきぶり」に「赤まの関のにしのはしによりて、なへの崎とやらんいふめる村は、柳のうらの北にむかひたり」とあり、この「なへの崎」にあたる。
宝永七年(一七一〇)成立の「豊府志略」や享保一二年(一七二七)の「画典通考」には「南部」と記されている。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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