東古佐村(読み)ひがしこさむら

日本歴史地名大系 「東古佐村」の解説

東古佐村
ひがしこさむら

[現在地名]篠山市東古佐

西吹にしぶき村の東に位置する。北部を大川(篠山川)が流れ、みなみ山・小谷こたに山・蛭子えびす山・わり山などの小丘山がある。篠山城下に通じる道が通る。古く古佐村(西古佐村)の東に出戸して一ヵ村をなしたという(丹波志)。慶長一三年(一六〇八)の多紀郡桑田津之国帳に「古佐村」とみえ、高四四二石余。正保郷帳では東古佐村として田高一七三石余・畠高四六石。元禄郷帳では高二二三石余。「丹波志」ではふき庄のうちで高一四〇石余。明和八年(一七七一)の篠山全藩一揆では肝煎次郎兵衛は役儀取上げのうえ過料銭五貫文に処されている(安永三年「多紀郡中強訴一件仕置相伺候書付案」小林家文書)

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

今日のキーワード

放射冷却

地表面や大気層が熱を放射して冷却する現象。赤外放射による冷却。大気や地球の絶対温度は約 200~300Kの範囲内にあり,波長 3~100μm,最大強度の波長 10μmの放射線を出して冷却する。赤外放射...

放射冷却の用語解説を読む

コトバンク for iPhone

コトバンク for Android