東堂山(読み)とうどうさん

日本歴史地名大系 「東堂山」の解説

東堂山
とうどうさん

小戸神(おとかみ)にあり、日影(ひかげ)山に続く標高六五九メートルの突出峰。山頂部は花崗閃緑岩が露出した岩山で、その東側山腹に古くから東堂山信仰の中心をなした観音堂がある。本尊は聖観音。現在観音堂は下方の満福(まんぷく)寺に所属する。「蓮門精舎旧詞」によると、大同二年(八〇七)坂上田村麻呂が徳一作の観音・不動・毘沙門を安置したのに始まるという。天文二二年(一五五三)五月吉日の棟札(東堂山観世音古棟札写「旧記万用帳」満福寺文書)に「奉造立東堂山満福寺本願吁叟照永十穀宮黒丸 無順坊」とあり、これ以前に観音堂の別当寺としての満福寺が建立されていた。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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