東大寺三月堂(読み)とうだいじさんがつどう

旺文社日本史事典 三訂版 「東大寺三月堂」の解説

東大寺三月堂
とうだいじさんがつどう

奈良市東大寺にある法華堂の別称
天平時代(729〜749)の建築正堂に,鎌倉時代礼堂が追加され,両時代の建物融和併存している。堂内の本尊は『不空羂索 (ふくうけんじやく) 観音像』(乾漆像)であるが,その他『日光月光菩薩像』(塑像),『梵天・帝釈天像』『四天王像』など天平彫刻名品があり,秘仏として『執金剛神像』がある。

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山川 日本史小辞典 改訂新版 「東大寺三月堂」の解説

東大寺 三月堂
とうだいじさんがつどう

法華堂とも。正堂と礼堂からなり,大仏殿東方にたつ。正堂は天平年間(729~749)の建築。礼堂の建築年代には1199年(正治元)と1264年(文永元)の両説がある。高さ12.0m。国宝

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