東大寺山古墳群
とうだいじやまこふんぐん
櫟本町の和爾下神社から東方白川池畔に至る東大寺山とよばれる標高一三四・二メートルの丘陵上と、その周辺に所在する古墳群。
櫟本が古代―近世を通じて東大寺領であったことから、東大寺山の名がある。後漢の中平の年号銘をもつ刀の発見で有名な東大寺山古墳と、古墳の後円部に社殿が建つ和爾下神社古墳の二基の大型前期古墳を中心に、墓山古墳、赤土山古墳など約一〇基の前方後円墳、前方後方墳と二十数基の円墳からなる。昭和四四年(一九六九)工場建築に伴い、丘陵の東半部に位置した二十数基の古墳が発掘調査された。
出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報
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