日本歴史地名大系 「東室村・西室村」の解説 東室村・西室村ひがしむろむら・にしむろむら 奈良県:北葛城郡新庄町東室村・西室村[現在地名]新庄町大字東室・西室東室村は疋田(ひきた)村の東南、高田(たかだ)川右岸に立地。欠年の金峯山免田田数注進状(天理図書館保井文庫)に「葛下郡廿九条五里一坪一反左近三郎ムロ」とある。慶長郷帳の村高は三七六・二五石、新庄藩(桑山一晴)領。「寛文朱印留」には本多政長(郡山藩郭住三万石)領とみえるので承応二年(一六五三)以降同氏領になったものと思われる。延宝八年(一六八〇)以降郡山藩(松平信之)領となる。享保九年(一七二四)の和州御領郷鑑(柳沢文庫)には反別二七町一反一畝一八歩、家数一三(本百姓のみ)、人数六〇(男二九、女三一)、牛三、馬一、職人一(大工)などを擁した。 出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報 Sponserd by