東成寺(読み)とうじようじ

日本歴史地名大系 「東成寺」の解説

東成寺
とうじようじ

[現在地名]新治村東城寺 一の滝

東城寺とうじようじ集落の最北端、筑波山系の中腹(標高約一〇〇メートル)にあり、山を背にして南面が開け、遠く霞ヶ浦・土浦市街が眺望できる。真言宗単立で、朝望山と号し、本尊薬師如来。寺伝によれば、延暦一五年(七九六)桓武天皇の勅願によって最仙が堂平どうだいらの地に開基したという(同二〇年ともいう)。その後応和二年(九六二)に現在地に再建、薬師如来を本尊とし、表に山王権現、後ろに九社きゆうしや権現を勧請した。

出典 平凡社「日本歴史地名大系」日本歴史地名大系について 情報

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